文書ブロックの構造は,上位から順に章→節→款。第一章第二節第一款,といった具合になる。以下の例を参考に。
たいていのワープロソフトには見出しへの自動付番機能が備わっているので,活用すること。
多大な時間と労力を注いで執筆した書きかけの卒論が,アプリケーションや OS の不調で全滅,なんてことになっては泣くに泣けない。特に卒論のような長文では,ワープロソフトがエラーを吐いて固まる率が高まる。
卒論関係のファイルは一箇所にまとめ,定期的にバックアップをとって,パソコン本体とは別の媒体に保存しておく。
私は以下のようなバッチファイルを定期的に実行し,圧縮アーカイブを作るようにした。(Windows用。実行には dgcac.exe が必要。)
@echo off rem ======================================= rem 修士論文のバックアップ rem 2004/09/29 平野 敬 rem ======================================= rem --------------------------------------- rem 日付を文字列として取得 set nowDate=%date:~-8% set nowDate=%nowDate:/=% rem --------------------------------------- rem 時刻を文字列として取得 set nowTime=%time:~0,-6% set nowTime=%nowTime::=% set nowTime=%nowTime: =% if %nowTime% lss 1000 set nowTime=0%nowTime% rem --------------------------------------- rem 圧縮,書庫名に日時情報を入れる dgcac a "G:\修士論文\mt%nowDate%_%nowTime%.dgc" "E:\Project\MasterThesis"
日本語横書きにおける句読点には,以下の4種類の作法がある。
1番は小中高校の教科書で標準的に採用されている。2番は電子メールや Web ページなど,一般人が書く文書に多い。3番は数学書や理学書のスタイル。4番は戦前の文書にたまに現れる。
文化庁公用文作成要領によれば,日本語の横書きにおける句読点としては原則としてカンマ丸(,。)が用いられるべきこととされている。教科書をはじめ多くの出版物がこれにならっている。
句読点は,横書きでは「,」および「。」を用いる。
事物を列挙するときには「・」(なかてん)を用いることができる。
理数書が句点にピリオドを採用しているのは,数式をはじめ欧文/数字が多く用いられることを考慮したものと思われる。文末が欧文/数字の場合と日本語文字の場合とで句点が分かれるのは,処理としても煩雑だし何より見た目に美しくない。
法学論文を書く際には,選択肢は1番か2番かということになりそうだが,私個人としては1番を推しておきたい。法学の文脈において,文末が英数字で終わることはほとんどないが,文中に欧文が挿入されることは多々あり,読点の混在が生じうるから,というのがその理由。あと,2番を積極的に採用する根拠に乏しいという背景もある。
国ごと,言語ごとに引用符の様式が異なる。一般的な用例は以下のとおり。
| 言語 | 引用符 | 引用内引用符 | 例 |
|---|---|---|---|
| 日本語 | 「」 | 『』 | 地の文「引用文『引用内引用文』引用文」地の文 |
| 英語 | ‘’ | “” | 地の文‘引用文“引用内引用文”引用文’地の文 |
| 米語 | “” | ‘’ | 地の文“引用文‘引用内引用文’引用文”地の文 |
| ドイツ語 | ‚‛ | „‟ | 地の文‚引用文„引用内引用文‟引用文‛地の文 |
| フランス語 | ‹› | «» | 地の文‹引用文«引用内引用文»引用文›地の文 |
多言語を含む文章の場合はなおさらややこしい。言語Aで書かれた文章中に,言語Bの文章を引用する場合,基本的にはAの慣習が優越する。多重引用の場合も同様。
特に英文に関して,コンピュータ上では dumb quotation と呼ばれる引用符 (" ") が多用される。開き記号(“)と閉じ記号(”)の区別がないものだ。US-ASCII にはこれしか含まれていない。ワープロソフトを使用している場合,印字時に向きを自動補完してくれるが,たまに開きと閉じが逆転していたりすることもあるので要注意。